平成15年10月1日開設の八太郎山療護園、児童デイサービスセンター希望ヶ丘が10年の節目を迎える事が出来ましたことを、心から厚くお礼申し上げます。
八太郎山療護園、希望ヶ丘双方が開設した平成15年は、障害者福祉制度が、従来の措置制度から支援費制度へ大きく転換された年であり、そしてその後も障害者自立支援法、さらに、障害者総合支援法へと目まぐるしく変化し、現在に至っている状況にございます。
「現実と理想」という言葉がありますが、我が国の障がい者政策の状況は、正直に申しまして、まだまだ不十分といいますか、「現実」として、国が描く未来予想図の「理想」には、まったくほど遠く、障がい児・者の皆さまが安心して地域生活を送る為の社会資源・サービスが質・量ともに圧倒的に不足している残念な状況にあると言わざるを得ません。
しかし、そのような中におかれましても、利用者の皆様が安心して、安全に暮らせる旧身体障害者療護施設、明るい未来を見い出す為に集う児童デイサービスセンター、現在は障がい者支援施設、放課後等デイサービスと名称や事業内容が一部変わりましたが、その存在価値は、未来永却、絶対的なものであり、かつ必要不可欠なものと信じております。
これからも、地域生活に根付いた社会福祉法人として、その社会的役割が果たせるよう、質の高い安心・安全なサービスを目指すべく。、全職員が一丸となって、法人の基本理念「主観的幸福感の追求」の実現に向け、さらなる努力を行う所存でございます。
これまでの10年間、ご理解とご協力を賜った青森県及び関係都道府県・市町村の関係各位、障害者施設協議会の館員施設の皆様、ボランティアを含む地域住民の皆様、そして施設運営に関わった全ての皆様に、引き続き温かいご支援・ご協力を賜ります事をお願いするとともに、八太郎山療護園、希望ヶ丘をご利用いただいた全ての皆様にも、心より感謝を申し上げ、10周年を迎えてのご挨拶とさせて頂きます。 |